イベント直前!参加クリエイターが伝えたい 「Parkになろう—結婚式は未来の新しいパブリックに—」展の”見どころ”

2023年3月21日から「渋谷区立宮下公園」(MIYASHITA PARK屋上)で開催される「Wedding Park 2100」特別イベント「Parkになろう—結婚式は未来の新しいパブリックに—」展。今回、同イベントに全15組のクリエイターが手掛けた作品が展示されます。

イベント直前に、クリエイターの皆様に作品の”見どころ”を取材しました。作品に込められた考えや想いを事前に知ることで、イベント当日をより楽しんでいただけることを願っています。

 

■アートエリア

ふたつをむすぶ(シン設計室)

作品の説明

記念写真を撮る時には背景が必要になります。今回は公園での結婚式となるので、公園の風景を背景化するような紅白幕を考えました。赤と白の毛糸を均一なピッチで配置することで、布とは違ったフィルターのような紅白幕となり、毛糸越しのぼんやりとした風景が、その瞬間のみ浮かび上がる記念写真の背景となります。

作品の見どころ

記念写真のための背景として紅白幕を制作をしたので、ぜひ作品の前で記念写真を撮って欲しいですし、毛糸で作られた紅白幕越しに見える公園の風景も楽しんで欲しいです。

パークデコレーション(オンデザイン)

作品の説明

公園や空地などまちのあらゆる公共空間を“パーク”と捉え、そこにデコレーションというアプローチで彩った人の集まる祝祭風景を考えました。たとえば公園のジャングルジムを高砂席に見立ててデコったら?という仮説のもと、5つのまちの妄想模型を乗せた展示作品です。

作品の見どころ

5つのまちの妄想模型をよくよく観察すると、デコレーションによってまちの風景が彩られ、ウエディングという幸せな時間や体験をまちのみんなで共有するシーンがみえてくるかも!?

広葉樹でつくる鏡開き(ツバメアーキテクツ+ヒダクマ)

作品の説明

広葉樹で作る鏡開きデザイン:ツバメアーキテクツ+ヒダクマ共同作業の定番である「鏡開き」を広葉樹で作ります。森に生えている色々な種類の木を組み合わせて、蓋と木槌を作ります。樹種と木言葉は、カバ(誕生)、サクラ(真実の愛)、カエデ(大切な思い出)、ブナ(繁栄)の四種類。

作品の見どころ

叩き割ると、樹種によって異なる音が響きます。中にはお酒ではなく、木製の継ぎ手である”契り”が、積み木のようにたくさん入っています。蓋は組み立てられるので、何度でも叩き割ることができ、夫婦の共同作業だけではなく、子供の遊具のようにもなります。広葉樹で作る鏡開きは、結婚式に新しい風景を作り出します。

しあわせの食卓の風景〜あなたと一緒に〜(神谷よしえ)

作品の説明

おにぎりを手渡したとき、誰しも顔がほころびます。私はその瞬間が大好きです。そのおにぎりを、目の前の大切な人と見つめあって頬張る瞬間私もしあわせな気持ちになります。そんなしあわせの時間を共に過ごしましょう。

作品の見どころ

「ごはんはエール」。「みんながしあわせな気持ちになったらいいなぁ」、いつもそんな思いでおにぎりを握ります。一緒に食卓を囲む、それだけで仲良くなります。「百年先まで続くしあわせの食卓の風景」を思い描きながら「いただきます。」

みみをすます/呼応・対話(曽我大穂)

作品の説明

二つ展示しております。そのうちの一つは、スペインバスク地方で昔、使われていた「チャラパルタ(遠隔地との通信手段としてだったり、隣人を呼ぶため、祝い事の席などで演奏された)」をモチーフにした楽器です。チャラパルタは、必ず2人1組となって演奏され、それぞれの奏者が叩く部位が重なることはない。とも言われてます。相手の気配や呼吸と会話しながら演奏してもらえたら嬉しいです。

作品の見どころ

相手の気持ちに、周りに耳をすます。「呼応」と「対話」の中から生まれる「二人」と「街の音」とで作られる即興のメロディ。今日という日の、そこにしかない「音」や「眺め」を感じてもらえたら、、と思っております。

誓いの場は、自分で決める(門倉太久斗)

作品の説明

タイトルは「理想鉢」になります。鉢と花の絵はわたくしがずっと取り組んでいる画題でして、同じタイトルの絵を何枚も描いております。

作品の見どころ

(花が顔や目に見えて怖い)と感じる人が一定数いますが、私もそれです。きれいですが同時に奇妙で怖くてしかたがありません。花瓶に生けてある状態を見ると、さながら花瓶を通路として花々がこちらにやってきてしまったようにかんじられます。

1,000人のフラワーシャワー(株式会社日比谷花壇)

作品の説明

花のアーチをくぐり抜けて、ここにいる喜びを分かち合うフラワーシャワーを体験いただきます。今日の思い出をカプセルに詰め込んでお持ち帰りください。

作品の見どころ

ゆっくりとイベント期間中にドライフラワーになる生花のドーム。自分自身でフラワーシャワーをあびる不思議で贅沢な体験をお楽しみください。

 

■Z世代エリア

学生が考える、“わたしたちらしい”結婚式(埼玉女子短期大学、清泉女子大学、ヨシフクホノカ)

※コメントはヨシフクホノカ様よりいただきました

作品の説明

(空を飾る)結婚式本来の華やかなイメージを大切にしつつ、固定概念に捉われない自由でオシャレな空間になるよう表現してみました。

作品の見どころ

(ファーストバイト、いろんな衣装)学生さんたちの考えをふまえて、ファーストバイトは2人で食べさせ合う形にしてみました。また衣装に関しては昔の洋画好きの2人という設定にして、まるで映画の主人公のような個性的で世界観溢れるものになるようデザインや色合いを工夫して描いてみました。

Z世代コピーライターが手掛けるプロポーズのことば「ふたりのサイコロ」(株式会社読売広告社)

作品の説明

「ふたりのサイコロ」は、4つのサイコロから好きなサイコロを2つ選んで転がす、体験型コンテンツです。ふたりのこれからについて考えるきっかけとなるような、さまざまなプロポーズ、愛の言葉が集まっています。

作品の見どころ

2つのサイコロが転がり、出会うことで、思いもよらなかった偶然の会話が出来上がります。この予想もしなかった出会いは「Parkになろう」のコンセプトにもあるように、それぞれの愛を体験・実感できるものとして、いろんな人が集う場所になります。

じぶんいろを叶える「まほうのブティック」(株式会社ウエディングパーク デザイナー)

作品の説明

私たちが今回手掛けた作品は、パートナーと大切にしたい価値観をもとに結婚式の衣装をつくる体験、じぶんいろを叶える「まほうのブティック」です。結婚式では決まった衣装を着なきゃいけないイメージがありますが、もっと自分らしく自由な結婚式があってもいいよね、という問いから生まれました。生地を選ぶ→型を選ぶ→生地を型に入れるの体験を通じて、ひとりひとり違った結婚式の衣装をお楽しみください。

作品の見どころ

実は4人とも今回がクリエイターとして初めてとなる立体作品。「誰もがワクワクできる体験」を目指して、細かいところまで私たちなりに最後の最後まで考え抜きました。初めから終わりまで、世界観にのめり込んでいただけるように工夫しています。当日、作品を手に取ってくれた皆さんの笑顔を見れることを楽しみにしています!

 

■メタエリア

どこへでも行ける。誰にでもなれる、いつでも。メタバースの結婚式(株式会社Gugenka)

作品の説明

メタバースならではの従来の形式にとらわれない、自由で特別な結婚式を体験することができます。「こんな風にできたらいいな」から「こんなこともできるんだ!」まで、結婚式の新しい可能性を感じていただけるような、次世代型の体験をしていただけます。

作品の見どころ

動物たちが祝福する森の特別会場から、月が見える特等席での宇宙会場、そして最後には特別イベントも…体験いただく皆さま用に、世界観に入れ込める特別なアバターも用意いたしました。ぜひお気軽にご参加ください。

 

「Wedding Park 2100」特別イベント「Parkになろう −結婚式は未来の新しいパブリックに−」展について

「Parkになろう −結婚式は未来の新しいパブリックに−」展は、ウエディング業界内外問わず、さまざまなクリエイターや企業、学生が参加する結婚・結婚式のミュージアムです。今までの当たり前にとらわれない多様な価値観が生まれている今、本イベントでの体験を通じて参加者、来場者の皆様とともに結婚・結婚式のミライを構想します。

本イベントは東京と大阪の2拠点にて開催をいたします。

<東京開催>

<大阪開催>