又吉直樹さん等、総勢14名のクリエイターによる「2100年の結婚式」をテーマにしたオリジナル作品を公開【Wedding Park 2100 CREATORS WORKS】

Wedding Park 2100 CREATORS WORKS

株式会社ウエディングパークが「結婚の幸せへ、まっすぐに進めるデジタルを。」という中期ビジョンのもと「祝う、分かち合う、感動する」未来の結婚式を体験する。をテーマに、これから結婚するおふたりのためにスタートするプロジェクト「Wedding Park 2100 ミライケッコンシキ構想」。

3月19日~21日まで、港区白金台にある新施設ポップアップ型ショールーム「MuSuBu(ムスブ)」にてリアルイベントを開催しました。

本記事ではイベント会場2階「ミライ」コーナーで展示された、今注目の14名のクリエイターによる「2100年の結婚式」をテーマにしたオリジナル作品をご紹介いたします。

プロジェクト参加クリエイターに お笑い芸人・作家の又吉直樹さん、 穂村弘さん、長井短さんなど、14名が決定

 

■2100年の結婚式:又吉直樹

ミライコーナーのはじめに展示してあった又吉直樹さんの書き下ろしショートストーリー。又吉さんが考える「2100年の結婚式」は、クスっと笑えてちょっと泣けるショートストーリーです。

 

続いて、10名のクリエイターによる「祝う・誓う・食べる・飾る・守る」をテーマにしたグラフィックと文章たち。「2100年の結婚式」の未知なる可能性を広げてくれます。

■2100年の結婚式「祝う」/イラスト:矢野恵司、エッセイ:穂村弘

【Wedding Park 2100】矢野恵司さん作品

【Wedding Park 2100】穂村弘さん作品

■2100年の結婚式「飾る」/イラスト:小林一毅、エッセイ:ヤスダユミコ

【Wedding Park 2100】小林一毅

【Wedding Park 2100】ヤスダユミコ

■2100年の結婚式「食べる」/イラスト:ほりはたまお、エッセイ:三浦哲哉

【Wedding Park 2100】ほりはたまお

【Wedding Park 2100】三浦哲哉

■2100年の結婚式「守る」/イラスト:坂内拓、エッセイ:長井短

【Wedding Park 2100】坂内拓

【Wedding Park 2100】長井短

■2100年の結婚式「誓う」/イラスト:POOL、エッセイ:清水文太

【Wedding Park 2100】POOL

【Wedding Park 2100】清水文太

空間デザインでは、2100年も変わらないものとして「光」、未来の生活でも必要不可欠であろう「衣食住」の「衣(布)」。「光」と「布」をコンセプトに「2100年の結婚式」を表現しました。

■2100年の結婚式をテーマにした空間 髙橋昌之建築設計事務所+ハラヒロカズアトリエ

【Wedding Park 2100】髙橋昌之建築設計事務所+ハラヒロカズアトリエ_1

【Wedding Park 2100】髙橋昌之建築設計事務所+ハラヒロカズアトリエ_2

【Wedding Park 2100】 髙橋昌之建築設計事務所+ハラヒロカズアトリエ_3

■2100年の結婚式をテーマにしたドレス UMIMAE BROTHERS

【Wedding Park 2100】UMIMAE BROTHERS_1

1.Sustainable/環境に優しいこと

国連がSDGs「持続可能な開発目標」を掲げてから、世界各国は環境に配慮したアクションを起こしています。 ウエディングドレスも同様に、天然素材や植物由来の化学繊維、リサイクル素材で製作され、石油由来の化学繊維はなくなっています。 繊維企業による開発が進み、「Never」という化学繊維が誕生。これは、土に還り、焼却しても一切の温室効果ガスを排出しない繊維なのです。

【Wedding Park 2100】UMIMAE BROTHERS_2

2.INDUSTRY 5.0/つくりかたの変革

ものづくりのプロセスは、3Dプリンターの普及によって大きく変わりました。 ドレスも同様です。アパレル企業とメーカーの共同開発による3Dプリンター「Change」は繊維から糸を生成し、糸からドレスをデザイン通りに仕立てることができます。 デザイナーでなくてもデザインできること。 花嫁はドレスを「選ぶ」のではなく、「つくる」ことになるでしょう。 その後、「Change」がより普及し、ウエディングドレスは低コスト・ハイクオリティで製作できるようになり、全てフルオーダーで購入できるものとなりました。

【Wedding Park 2100】UMIMAE BROTHERS_3

3.Pride/変わらない願い

1840年ヴィクトリア女王が纏った白いドレス。2021年のいまも変わらず白が主流ですが、2100年のドレスはより純白にきらめくでしょう。 化学繊維「Never」はコットンより純白な繊維であり、他の天然素材と合わせて糸にすることも可能。中でもシルクとの組み合わせは、より美しい光沢を放ち、ウエディングドレスの定番となりました。 3Dプリンター「Change」と「Never」の糸で作られたウエディングドレスはカラー、パステル、プリントと時代によるトレンドはあれど、純白が主流なことは変わりませんでした。 特別な日に、純白のドレスを身に纏う人の「世界で一番美しい自分になりたい」という心の芯から湧き出る想いも決して変わることはありませんでした。

【Wedding Park 2100】UMIMAE BROTHERS_4

4.Future/未来の価値観

ものを再利用する価値観が主流となり、購入したウエディングドレスを心地よいベッドシーツやカーテンなどのインテリアにリメイクすることも当たり前となりました。 「Change」でデザインしたレースもまた、子供のドレスに再利用され、着物のように受け継がれています。 2095年、自然に還る化学繊維「NEVER」は、土に埋めると大きく美しい樹木になる繊維「EVER」に進化。結婚式の後にウエディングドレスを土に埋める習慣がはじまりました。家族を護る守護樹「ウエディングツリー」と呼び、家族で育む文化になりました。 2100年のウエディング業界では、この文化を通じて環境問題の改善にも寄与するものとなりました。

【Wedding Park 2100】UMIMAE BROTHERS_5

【Wedding Park 2100】UMIMAE BROTHERS_6

■2100年の結婚式をテーマにした食事 八芳園

「スーパーフード ミライふりかけ」

2100年のウエディングでは、今よりも食のロスが満足に変わり、素材や生産者の想いを余す事なくお愉しみいただけるそんな時代となるように、おふたりが選んだ婚礼料理に使われた野菜の葉や出汁を取るための素材を使い、体に良い効能をもたらすスーパーフードと合わせてあたらしい調味料をつくりました。

【Wedding Park 2100】happoen

これからも、イマとミライに軸を置き、夢と希望に満ちた結婚・結婚式の姿を皆さんと共に見つけていきたいと願っています。

(Photo by 土田凌)

※2023年5月9日更新