【2023年版】調査データからみる「フォトウエディング」のイマ

フォトウエディングは、コロナ禍でニーズが加速し、価値も見直され定着したサービスのひとつ。
そんなフォトウエディングの「イマ」を、日本最大級のフォトウエディング・前撮りのクチコミ情報サイト「Photorait(フォトレイト)」の調査データをもとに紐解いていきます。

フォトウエディング・前撮りの実施率は74.5%!昨年比2.5ポイント増加

まずは、2022年10月に発表した「フォトウエディング動向調査2022」の結果からイマを見ていきます。
2021年4月〜2022年3月に結婚した18〜49歳の既婚者4,335名のうち、フォトウエディング・前撮りを実施したのは74.5%で、昨年調査の72.0% から2.5ポイント増加しました。

また、「実施した」と回答した方は45.8%で、昨年調査の39.0%から6.8ポイント増加。昨年より早い時期にフォトウエディング・前撮りを行っていることがわかりました。

「あなたは、結婚写真※を合計何回撮影しましたか(※フォトウエディング・前撮り・後撮り・エンゲージメントフォト・マタニティフォトなど)」という問いでは、「1回(48.3%)」「2回(19.7%)」「3回(8.8%)」「4回(4.4%)」「5回以上(18.8%)」 となり、フォトウエディング・前撮りの撮影者の半数以上が、複数回の撮影を経験していることがわかりました。

フォトウエディング・前撮りの平均費用は21万円

2021年4月〜2022年3月に結婚し、フォトウエディング・前撮りを実施した方1,522名の回答から、フォトウエディング・前撮りの平均費用は21万円であることがわかりました。

▼フォトウエディング・前撮りの検討予算と、最終的にかかった(かかる予定の)費用
検討予算:177,478円(挙式・披露宴 実施層:172,180円/未実施層:185,662円 /昨年対比+11,152円)
最終的にかかった費用:211,234円(挙式・披露宴 実施層:205,715円/未実施層:219,758円 /昨年対比 +1,158円)
検討予算・最終的にかかった費用は、いずれも昨年調査と比較してやや高額化しています。
また、フォトウエディング・前撮りの平均費用を挙式・披露宴の実施有無で比較すると、挙式・披露宴の未実施層の方がやや高額となりました。

人気の衣装やトレンドは?「白無垢」に変化が…?

衣装の着用数は「2着」が最多。挙式・披露宴実施の有無で比較すると、未実施層の方が2着以上着用する方が多い結果となりました。

具体的な衣装を見ると、昨年同様に「ウエディングドレス(白)(62.1%)」が最多となり、挙式・披露宴の未実施層では74.8%の方がウエディングドレス(白)を着用しています。また、「白無垢」がやや増加しており、掛下や半襟など、白無垢での多様なコーディネートの浸透も影響しているのではないかと考えられます。

SNSの影響やこだわりを感じるワードがランクイン。フォトウエディング・結婚式前撮りのトレンドワードランキング

続いて、2023年1月に発表した「フォトウエディングトレンド 2023」の結果からトレンドを見ていきます。
当社サービスを利用するユーザーの内、2022年以降にフォトウエディング・結婚式前撮りを実施した、または実施予定の方466人に「フォトウエディング・結婚式前撮りの撮影にあたって、よく目にした、または流行っていると思うワード(複数回答)」を聞いたところ、1位は「ブーケで顔隠しポーズ(37.3%)」となりました。
ふたりの顔をブーケで隠すポーズは、こだわりアイテムを主役にした撮影として人気が高く、結婚式のウェルカムボードやペーパーアイテムでの活用や、SNSでシェアする際にスタンプ加工で隠すのではなく自然に顔を隠す目的で撮影されるケースも多かったようです。

2位の「指示書(28.3%)」は、カップルが撮影にあたっての要望をフォトスタジオやフォトグラファーに伝えるためのもの。ポーズの指定、ヘアメイクのポイント、ヘッドパーツを付ける高さ、顔を左右のどちらから撮ってほしいかなど詳細まで指示をされる方もおり、指示書の内容も多様になってきています。
Photoraitに投稿されたクチコミを調査したところ、2021年から「指示書」を含むクチコミ投稿が増加しており、2022年では2020年比186%となっています。仕上がりの完成度、こだわりを追求するカップルの準備の定番になっていると考えられます。

以上、今回は「イマ」フォトウエディング・前撮りに関するデータをご紹介しました。コロナ禍を経て結婚を祝うひとつのかたちとして定着しつつあり、指示書の活用や衣装のアレンジ、複数回撮影するなど、それぞれがこだわりを持って撮影する方も多いフォトウエディング。今後も、自分たちらしい結婚の祝いをできる方が増えますように。