【2021年版】最新データからみる、今注目の「フォトウエディング」

フォトウエディングは、コロナ禍ニーズが加速し、価値も見直されたサービスのひとつ。撮影できる結婚式場やロケーションなども増え、選択肢が増加しています。
そんなフォトウエディングの「イマ」を、日本最大級のフォトウエディング・前撮りのクチコミ情報サイト「Photorait(フォトレイト)」の調査やデータをもとに紐解いていきます。

2020年4月~2021年3月に結婚した方の72%が実施または実施予定!昨年から続くフォトウエディングニーズ。


はじめに、フォトウエディング・前撮りのクチコミ情報サイト「Photorait」のユーザー数とフォトスタジオへの問い合わせ数の推移を見ると、1回目の緊急事態宣言のあった2020年4月には一時サイト利用者数やフォトスタジオへの問い合わせ数が低下しましたが、その後、右肩上がりに上昇しています。2021年度(2020年10月~2021年9月)は、2020年度(2019年10月~2020年9月)と比較してフォトスタジオへの問い合わせ数が156%。緊急事態宣言等が解除された2021年10月には、フォトスタジオへの問い合わせ数が過去最高となっています。


また、「フォトウエディング動向調査2021」の結果から、2020年4月~2021年3月に結婚した方(n=4,665)の72.0%がフォトウエディングを実施または実施予定であることもわかっています。この割合は、2019年4月~2020年3月に結婚した方の実施率67.3%※からやや増加しています。

※2019年4月~2020年3月に結婚した方(n=5,366):「実施した(50.1%)」「実施予定(日程決定)(3.7%)」「実施予定(申込前・検討中)(13.5%)」「実施の予定はない(32.7%)」。

挙式・披露宴の有無で変わるフォトウエディングの撮影理由と検討費用。新型コロナウイルスの影響は?

フォトウエディングを実施する方には、その前後に挙式・披露宴も実施されるカップルと、フォトウエディングのみを結婚のセレモニーとするカップルの2種類おられます。


2020年4月~2021年3月に結婚かつフォトウェディングを実施した方(n=1,515)に実施理由を伺ってみると、挙式・披露宴実施層では、挙式・披露宴の当日はゲストとの時間を大切に考え、結婚写真については別途フォトウエディングによって実現することが定着していることが伺えます。
また、SNSなどによって結婚写真に触れる機会が増えたためか「撮影が楽しそうだったため(27.2%)」も5位となっています。

一方、挙式・披露宴未実施層では、多様化が進む中で結婚を祝う選択肢の一つとしてフォトウエディングを選択する人も多いことがうかがえます。
また、「妊娠中、または子供がいたため挙式・披露宴を諦めたので(13.4%)」、「結婚してから時間が経ち、記念になるものを残したかったので(9.8%)」、「予算面で結婚式を諦めたので(8.5%)」、「再婚だったので(3.4%)」と、何かしらの事情で結婚式を諦めた、または実施しなかった層がウエディングイベントとして撮影を実施・検討していることもわかりました。

ちなみに、「コロナの影響で結婚式が延期・規模縮小・中止になったため」と、答えた方は22.3%(挙式・披露宴 実施層19.8%/未実施層26.5%)となり、新型コロナウイルス感染拡大がフォトウエディング実施のきっかけになった方は2割程度のようです。

フォトウエディング・前撮りの平均費用は約21万円。検討予算と最終的にかかった(掛かる予定の)費用については下のグラフの通りとなっています。


※検討予算:平均166,326円(挙式・披露宴 実施層:153,268円 / 未実施層:187,515円)
実際にかかった費用:平均210,075円(挙式・披露宴 実施層:188,605円 / 未実施層:244,915円)

また、挙式・披露宴の未実施層では約24万円と高額での撮影を検討・実施していることもわかりました。
検討予算・実際にかかった費用ともに10万~15万円未満と答える人が最も多い結果となりましたが、5万円未満の撮影から50万円を越える撮影まで、幅広い撮影ニーズやサービス提供があることも伺えます。

新婦用衣装は2着以上の着用が62.7%。挙式・披露宴の未実施層は82.2%がウエディングドレスを着用!

続いて、フォトウエディング・前撮りを実施する方がどんな衣装で撮影を行っているのかを見ていきます。
撮影の際の衣装は、複数着用した方が62.7%。特に、挙式・披露宴未実施層では68.2%と、より複数着用した方が多いようです。組み合わせとしては「洋装+和装」のパターンが最も多いことがわかりました。


また、着用した新婦用衣装は、ウエディングドレスが68.1%と最も高く、中でも、挙式・披露宴の未実施層では82.2%にのぼりました。
撮影理由にあった「結婚式の代わりとなる記念」「写真に残したい」といったニーズが、ウエディングドレスや複数衣装での撮影、費用の高額化に繋がっていることが伺えます。

Photoraitに投稿されたクチコミにおいても、この1年で「ドレス」の出現数が増加しています。また、「試着」や「小物」といった撮影へのこだわりを感じるワードも増加しています。

最後に、フォトウエディングにおいてのサービスの「オンライン化」を見ていきます。
Photoraitで問い合わせをする際の「来店相談」におけるオンライン相談予約の割合を見ると、約4分の1の方がオンラインを選ぶようになり、それが定着していることがわかりました。
フォトスタジオを探す際のオンライン相談が一般化すると、今後ご自宅からアクセスの良いフォトスタジオだけでなく、旅行先など離れた場所での撮影も身近になっていくかもしれません。

国内リゾート地での撮影を検索する際はこちらから
非日常のリゾート地で前撮り・フォトウエディングができるスタジオ

以上、今回はコロナ禍で注目が集まるフォトウエディングに関するデータをご紹介しました。
withコロナの時代、そして多様化の時代である「イマ」。感染症対策の意識も大切にしながら、自分たちらしい結婚の祝いをフォトウエディングの撮影とともにできる方が増えますように。