最新データからみるコロナ禍の「フォトウエディング」

かつては、結婚式の前撮りや当日の思い出のひとつとして撮るものと考える人が多かったフォトウエディング(結婚写真)。今では、新しい結婚式のかたちとしてフォトウエディングを選ぶ方もいるなど、その価値が見直されてきています。

コロナ禍、フォトウエディングの現状はどうなっているのでしょうか。様々なデータをもとに、紐解いていきます。

 

年々人気が高まる、フォトウエディング。コロナ禍の2020年もニーズは堅調

では、コロナ禍のフォトウエディング需要はどうなっているのでしょうか?

フォトウエディング・結婚写真・前撮りのフォトスタジオ検索サイト「Photorait(以下、フォトレイト)」の「サイト訪問者数の推移(2020年1月~2020年10月)」グラフを見てみると、緊急事態宣言発令以降、2020年4月、5月と減少していたものの、それ以降の数値が急増していることがわかります。

Photorait

グラフから考えられることは、「結婚を決めたけれど、いつコロナが収束するかわからない。結婚式を挙げる前に、先に写真で残しておこう」と考えたカップルが一定数いるのではないかということ。フォトウエディングであれば、カメラマン+カップルなど少人数のため、感染リスクが低く、準備の時間も短く実施できます。

SNSの普及により、今までプライベートとされていた写真を共有することが珍しくなくなった今、以前からフォトウエディングの需要は伸びてくるだろうことが予想されていましたが、コロナ禍により、更に増加していることが伺えますね。

では、実際にフォトウエディングを実施したカップルには、どんな理由があったのでしょうか。フォトウエディングを検討した414人に「フォトウエディング・前撮りを検討した理由」を聞いてみた(2020年2月ウエディングパーク調査)ところ、「挙式・披露宴とは違う衣装を着たかった(64.5%)」という声が最も多く、続いて「撮影した写真を挙式・披露宴当日に使いたかった(53.4%)」「挙式・披露宴とは違う場所で写真を撮影したかった(42.5%)」という結果に。結婚という大切な節目を、衣装や場所を変え、色々な形で残しておきたい、お披露目したいというカップルの気持ちが伺えます。

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新型コロナウイルスの影響でフォトウエディング撮影の予算や場所の変更したカップルは15%前後

次に、ウエディングパークが2020年6月に行ったフォトウエディング撮影に関する調査で「フォトウエディング撮影において新型コロナウイルスの影響をどの程度感じていますか(単一回答)」という質問をしたところ、「非常に感じている(46.2%)」「少し感じている(36.2%)」という結果になり、コロナ禍でフォトウエディングを実施するにあたり、何かしらの影響を感じている方が約8割いることがわかりました。

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しかし、影響を感じている方のうち「予算」の変更をした方は16.1%、「撮影場所」の変更をした方は15.5%という結果となりました。挙式・披露宴などとは違い、元々おふたりだけでの撮影となるケースが多いためなのか、「撮影場所」や「費用」の変更への影響は比較的軽微であることがわかりました。

しかしながら、日々変化する状況が気になるのが今の時期。

スタッフのマスクやフェイスシールド着用といった感染症対策や延期無料といった取り組みを実施しているフォトスタジオも多数あります。フォトレイトの各スタジオのページで感染症対策について確認できるので、撮影をご検討している方はチェックしてみて下さい。

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撮影準備、今後はオンラインが主流に?8割以上がオンライン相談に前向き

続いては、フォトウエディングにおけるオンラインの活用について。

ビデオ通話やオンライン会議ツールなどを活用して、フォトウエディング撮影に関する相談ができたら利用しますか(単一回答)」と聞いたところ、「利用したことはないが利用したい(26.1%)」「利用したことはないが内容によっては利用したい(54.3%)」と、8割以上がフォトウエディング撮影の「オンライン相談」に対して前向きであることがわかりました。

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また、「フォトウエディング撮影のオンライン相談サービスを利用する際に相談したい内容を教えてください(複数回答)」という質問に対しては、「料金(見積もり)(305票)」が最も多く、次いで「プランに含まれる内容(274票)」、「衣装の種類(242票)」という結果になりました。

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コロナ禍で、リモートワークでの会議のオンライン化やプライベートでの「Zoom飲み」といった、ビデオ通話の機会が増えることで、フォトウエディングにおいてもオンラインでの打ち合わせにも抵抗ない方が増えているようです。

フォトウエディングを検討される際は、外出することなくオンライン上で相談できるサービスもありますので、ぜひご活用ください。感染症対策の意識も大切にしながら、安心安全に素敵なフォトウエディングの撮影ができる方が増えますように。

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フォトレイトでも予約可能に♡無料でフォトウエディングの相談ができる「オンライン相談」が便利!

<参考>

【新型コロナウイルス流行中の「フォトウエディング撮影」に関する動向調査】 8割以上が「新型コロナウイルスによる影響を感じている」と回答 一方、実際に予算・撮影場所を変更した割合はそれぞれ2割以下に。 スタジオ・ロケーション撮影の選択に悩む声も。