ウエディングとまちとカフェをどうかけ合わせる?ウエディングパークZ世代デザイナーが挑戦する「Wedding Park 2100」カフェプロデュース

2024年3月3日から東京・原宿「ウラハラ」エリア(原宿キャットストリート北ウイング)で、「Wedding Park 2100」特別イベント「wedding march ―まちを、もっと幸せにしよう。」展が開催されます。

今回のイベントでは、ウエディングパークのZ世代デザイナーチームが、人気カフェ「bio ojiyan cafe原宿本店」とのコラボレーションをプロデュース。「結婚式が、もっと好きになるカフェ」をコンセプトに、期間限定の体験やオリジナルメニューを提供します。

今回のプロジェクトチームの中心を担っているメンバーは、普段はウエディングパークでウェブデザインを担当しています。しかも、新卒1年目で社会人経験もこれから、というなかで、どんな風にカフェをプロデュースしたのでしょうか。彼女たちがカフェでの体験を通して伝えたいこと、感じてほしいこととはーー。イベント直前に緊急取材を行いました。

――今回の「Wedding Park 2100」に関わってみたいと思ったきっかけを教えてください。ウエディングパーク デザイナー 廣瀬理桜ウエディングパーク デザイナー 廣瀬理桜

廣瀬理桜(以下、廣瀬):入社する以前から、ウエディングパークが「Wedding Park 2100」を開催していることを知っていましたし、2022年のイベントは私も参加させていただきました。それまで、ウェブデザイナーの仕事は画面に映るものをデザインするだけだと思っていたのですが、ウエディングパークでは、お客さまが感動したり、結婚について考えたりできる場をつくる機会もあるということが分かって、私もやってみたいなと思っていたんです。

ウエディングパーク デザイナー 猪狩佑奈ウエディングパーク デザイナー 猪狩佑奈

猪狩佑奈(以下、猪狩):普段はサイト開発をメインに担当しているのですが、もともとたくさんの人に結婚式をしたいと思ってもらうためのアプローチやデザインに興味を持っていたんです。学生時代にコミュニケーションデザインを専攻していたこともあり、ワークショップや体験のデザインに取り組んできた経験を生かしたいと考えていました。

——五島さんはイベントに関わることが決まった時、どのような心境でしたか?

ウエディングパーク デザイナー 五島璃音ウエディングパーク デザイナー 五島璃音

五島璃音(以下、五島):今年は例年よりも規模が大きいので、自分たちでやり切れるかどうかという不安はありました。でも、「新卒1年目なのに、こんなに大きなイベントを任せてもらっていいんですか?」みたいな、うれしさやわくわく感もありました。

――廣瀬さんと猪狩さんは、今回のカフェ企画のリーダーにも立候補したと伺いました。

廣瀬:学生時代から、入社後は「Wedding Park 2100」に関わりたいと思っていたので、「ぜひやらせてください!」と手を挙げました。ウェブデザイナーとして仕事をする上でも、いろいろな引き出しがほしいと感じていたタイミングでもあったんです。こういった経験することで、ウェブ以外のデザインも勉強できるし、今後の仕事に活かせることが必ずあると感じたので、挑戦しようと決めました。

猪狩:私も迷いなく「やってみたい!」と思って手を挙げました。廣瀬と同じようにデザイナーとしての幅を広げたいという思いもありましたね。それに、ウエディングパークは、自ら手を挙げれば何でも挑戦させてくれる会社。だったら、このチャンスは逃したくないなって思ったんです。

——カフェプロデュースの企画はどのようにスタートしましたか。

猪狩:1月中旬くらいに今回の「wedding march ―まちを、もっと幸せにしよう。」展のデザイナー向けキックオフがあり、「bio ojiyan cafe」とのコラボレーションをデザイナーが担当することになったと説明がありました。でも、カフェでウエディングに関するイベントをするという想像ができなくて……。そこで、まずメンバーでランチも兼ねてお店にお邪魔することにしたんです。

実際に「bio ojiyan cafe」に足を運んで見ると、雑貨屋さんのような雰囲気があって、店内の装飾もぬくもりのあるナチュラルな感じだと分かりました。客層も、近くで働いている会社員の女性やカップル、原宿に遊びに来た方たちまで、さまざまな方が来店していました。しかし、現場のことは分かったものの、「このカフェにどうやってウエディングのイベントを掛け合わせていけばいいんだろう」と結構悩みましたね。

廣瀬:そこで、まずチームでコンセプト合宿をしたんです。コンセプトが決まれば、プロジェクトを進める中で迷うことがあっても立ち返る指標になるんじゃないかと思って。今回の「Wedding Park 2100」のテーマとして「祝福のシェア」というワードがあったので、はじめはそれをベースに議論しました。

猪狩:誰かをお祝いした記憶とか、逆にこんな風に祝ってもらってうれしかったとか、私たち自身の体験を話し合って、“祝福”への認識を深めていきました。そこから“祝福する・される”経験をカフェの中で体験できたらと思い、「今日がいい日になるカフェ」というコンセプトを決めたんです。

五島:割と短時間でコンセプトを決めることができたんですが、「祝福のシェア」というワードにとらわれすぎていて、どこか噛み砕けていないままコンセプトを決めてしまったなと……。

猪狩:カフェで体験できる内容を具体的に詰め始めたときに、煮詰まってしまったんですよね。というのも、カフェに居合わせた、見ず知らずの人同士でお祝いし合う仕掛けを作るのが、とても難しいということに気づいて……。

廣瀬:「なんでこんなうまくいかないんだろう…」とよく猪狩と反省会をしていました。テーマへの解像度を上げようとするほど、実際にやりたいことと距離ができていく感じがしたんですよね。おそらく、メンバー全員が、コンセプトに対して理解はしているけど共感できてない状態だったんだと思います。

猪狩:そこから、Wedding Park 2100プロジェクトとしてやるべきことを改めて考えることにしたんです。私たちは、“結婚式をもっとパブリックにしよう”という思いで毎年イベントを開催していますが、「結婚式」というイベントは、これから結婚されるおふたりやウエディング業界と関係のない人にとって、普段全く意識しないことかもしれませんよね。それなら、カフェに訪れた人にもっとシンプルに結婚式の良さや楽しさを知ってもらえればいいじゃないか、って思ったんです。

廣瀬:「このカフェ、すごく盛り上がっている!」とか「店内がとってもかわいい!」と思ってもらって、その中心にあるのが実は結婚式のイベントだと気づいてもらう感じでいいんじゃないかって考えたんですよね。そこから改めて私たちがするべきことはなんだろうという考え方にシフトしました。そこで出てきたのが「結婚式が、もっと好きになるカフェ」というコンセプトです。

コンセプト「結婚式が、もっと好きになるカフェ」はデザイナー全員で決めた

五島:最初のコンセプトは短時間で決まったのですが、再度みんなで集まって新しい方向性が固まるまでは1週間ほどかかりました。

猪狩:でも、コンセプトが決まってから体験の内容が決まるまでは、スピーディーに進んだよね。演出のアイデアはすでにあったので、コンセプトに沿って盛り込んでいきました。

——コンセプトを試行錯誤したうえで、今回Z世代デザイナーチームでプロデュースしているカフェの見どころを教えてください。

猪狩:まずは入り口です。店外から見えるスペースに、ウェルカムスペース兼フラワーアーチを設置します。このスペースは日比谷花壇さんにもご協力いただきました。カフェを訪れる皆さんの目も引くような装飾になるんじゃないかなと思います。

結婚式に形式張ったイメージをお持ちの方も多いかもしれませんが、自分たちの個性を発揮してゲストにも楽しんでもらえる空間が作れるということを、知っていただけたらうれしいですね。

私たちはとにかく結婚式がすごく好きなんです。だから「うちの推し、めっちゃかっこいいんだよ!」と布教するような感覚で、カフェに結婚式の素敵なところをあれもこれもと詰め込んでいます。

今回デザイナーがプロデュースを手掛けた「bio ojiyan Wedding Cafe」のコラボメニュー

五島:裏原って、王道なカルチャーじゃないところがあるじゃないですか。そういった街の雰囲気にも合うカフェになっていると思いますね。

——五島さんはロゴ制作を担当したそうですね。ロゴにどんな思いを込めたのでしょうか。

五島: “ウエディング×カフェ”という意外性が強みだと思ったので、ロゴを見るだけでウエディングの要素や幸せな雰囲気を伝えられるようにデザインしました。ウエディングをイメージできるケーキやフラワーアーチなど20〜30個のモチーフを考えて、最終的に花束に決定しました。色や文字の配置などは、メンバーの意見を取り入れながら色や文字の配置を調整しました。

五島デザインのロゴ

——新卒1年目でこういった大きなイベントを任されるというのは、プレッシャーも大きかったのではないでしょうか。

五島:そうですね。インハウスのデザイナーという職業柄、外部の方とお仕事する機会がほぼ初めてだったんです。だから、最初の打ち合わせはとにかく緊張して、名刺の渡し方とかシミュレーションしてから臨みました(笑)。

廣瀬:社内ではチャットでのやりとりが多くて、社外の方にメールを送ることに慣れていなかったので、メールを作成するのにすごく時間がかかっていました。

猪狩:関係者がとても多いので、自分たちのペースで進めるのがなかなか難しいところもありました。社会に対して影響力のあるイベントを担う責任や、デザイナーとして制作物を世の中に出していく責任というのも改めて感じましたね。

五島:そんななかでも関わってくれる皆さんが、「忙しいと思うけど、頑張ってね」と声をかけてくださるんですよ。それがとても励みになりました。

——イベントを直前に控えた現在の心境と、カフェに訪れる方へのメッセージをお願いします。

廣瀬:「絶対に成功させたい!」って気持ちがとても大きいです。自分たちが届けたいと思った形で体験してくれる皆さんに届いてほしいですし、結果このイベントが盛り上がるといいですね。カフェでの体験を通じて、より多くの方に「結婚式って素敵だね」という気持ちに気づいてほしいですし、そのために自分ができることは何だろうと考えながら、今まさに準備をすすめています。

猪狩:私たちが目指したい未来と、それを共に叶えてくれようとしてくださる方たちに感謝しつつ、絶対に成功させるぞという思いでいっぱいです。先輩方や取引先の方から「楽しみにしているよ!」と言われるたびに、私たちがやろうとしていることは確実に誰かに届いていると実感しています。

五島:ふたりと同じようにイベントを成功させたいという思いもあります。あと、ここまで一緒に作り上げてきたデザインチーム自体が自分の居場所になっているなと実感しているので、みんなでプロデュースしていることがうれしいですね。

カフェを訪れる皆さんには、お店に入ってから出るまでの一連の体験をぜひ楽しんでほしいです!コンセプトカフェに行く時って、どこか自分を閉ざし、恥ずかしいなと思っちゃうこともあるかもしれませんが、そんな壁は取っ払って、素の自分で楽しんでもらいたいですね。

廣瀬:カフェに来てくれたお客さんには最後にお花を渡すんですが、これはイベントのことを全く知らずに裏原に遊びに来た人にも「あれ?なんかみんな同じお花を持っている」と視覚的に気づいてもらうための仕掛けだったりするんです。当日の街の様子も楽しみにしつつ来ていただけたらうれしいです。

 

ウエディングパークのZ世代デザイナーたちがプロデュースするカフェ。その思いをぜひお店で体感してください。

( 取材:大井あゆみ  文:渡部あきこ/ 写真:伊藤メイ子 / 企画編集:ウエディングパーク

 

「Wedding Park 2100」特別イベント 「wedding march ―まちを、もっと幸せにしよう。」展について

2024年3月3日(日)より原宿神宮前商店会協力のもと、東京・原宿の「ウラハラ」エリアにて特別イベント「wedding march ―まちを、もっと幸せにしよう。」展を開催いたします。この企画は「『祝う、分かち合う、感動する』未来の結婚式を体験する。」をテーマに掲げるプロジェクト「Wedding Park 2100 ミライケッコンシキ構想(以下、Wedding Park 2100)」による4回目の特別イベントです。

「wedding march ―まちを、もっと幸せにしよう。」展は、ウエディング企業・クリエイター・まちの人・ウエディングパークが共につくる、結婚・結婚式によってまちを幸せにするための取り組みです。

地域資源の活用や食材の地産地消、経済の活性化など、結婚・結婚式がまちの価値を上げ、そこに住む人たちの誇りや愛着をつくることに貢献し、多くの人が結婚・結婚式の“ワクワク”を体験できる創造的な場にできればと考えています。

□開催日時
開催日:2024年3月3日(日)〜3月10日(日)
開催時間:11:00~18:00

□開催場所
東京・原宿「ウラハラ」エリア(原宿キャットストリート北ウイング)

□展示構成
特設の「ウラハラチャペル」からスタートし、ギャラリーでのアート鑑賞やカフェでの飲食など、まちを回遊する体験型イベントです。
会期中の3月9日(土)には、お祭りのような未来の結婚式のカタチを体験できる「ウラハラフェス2024×wedding march」も開催いたします。

イベントの詳細についてはこちら:https://2100.weddingpark.net/mirai/event/2097/